平成30年2月22日に、平成30年2月の京都先物証券取引被害研究会・定例研究会が京都弁護士会館にて行われました。
今回の研究会では、新しく京都弁護士会に入会された新入会員の方を対象とした入門講座を行いました。まずは、①民事執行手続全般について、預貯金債権や動産執行等の項目ごとに、実際のケースも交えて話がありました。
次は、②財産開示、所在調査についてです。財産開示はあまり馴染みのない手続きかもしれませんが、いかに債務者から情報を得るかのコツ等も紹介されました。
さらに、③証拠保全手続についての説明がありました。証拠保全の本来の目的は、改ざん等による証拠消失を防ぐという点にありますが、本案で入手困難な証拠(特に録音が重要)の入手を図るという意味もあります。また、現場だからこそ得られる情報もあるとのことでした。また、証拠保全で気をつけるべきポイント等も紹介されました。
④口座凍結手続は、ある事例を想定して時系列的に手続の流れが説明されました。
最後に当研究会についての紹介、説明がありました。
研究会後は、毎年恒例の新入会員歓迎懇親会も開催しました。フレッシュな新入会員を囲みながら、親睦を深めることができました。
入門講座でしたが、保全や執行について網羅的な話が聞けるだけでなく、実際の経験談も聞くことができ、盛りだくさんの内容で、私も大変勉強になりました。
今後も、スキルアップを図りながら、先物証券被害等をなくすために活動していきたいと思います。